商 号 | 大石石材工業株式会社 |
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代表取締役社長 | 大石文彦 |
本 社 | 〒639-1167 奈良県大和郡山市南鍛冶町26 |
電話番号 | 0743-53-4021 |
設 立 | 昭和47年9月6日 (創業 嘉永元年 1848年) |
営業内容 | 墓石・会社墓・記念碑等石材加工品販売、施工 建築石材・環境石材、霊園・墓地の紹介 |
主要霊園・寺院指定石材店 | ●奈良市 光明霊園、霊山寺、三松禅寺、押熊共同墓地、石木墓地 ●大和郡山市 永慶寺、実相寺、洞泉寺、宗延寺、常念寺、松尾寺、発志院、九条墓、西方寺、良玄寺、他20数箇所 ●香芝市 招福浄苑 |
弊社は幕末、和州郡山城主柳澤家の時代に創業いたしました。明治期には宮内庁御用を賜り、陵墓等の工事のほか個人様の墓石建立、神社仏閣の石工事、各種建築石工事、記念碑工事等をうけたまわっております。
今回、ホームページ刷新にあたり、手元の資料を整理しましたら、先代によって大切に保管されたアルバムの中にこれらの写真を見出しました。
昭和58年(1983年)大学卒業とともに、私の修行先として選ばれ、引き受けてくださった岡山県笠岡市北木島、(株)奥田石材本店の石丁場での一コマです。
当時、法相宗大本山薬師寺は高田好胤管長猊下を筆頭に、お写経勧進による伽藍復興の真っただ中におられました。弊社も金堂・西塔はじめ石工事全般に携わらせていただき、復興の願いを一つに日々邁進しておりました。北木島の石材はその伽藍に最もふさわしいと先代が提案したものであります。そんな中、夜も昼もなくその一大事業に取り組まれておられた高田好胤管長猊下自らが、修行中の私を見舞おうと、先代に申し出てくださり、はるばる瀬戸内の島までお越し下さったのです。
猊下が文字通り、復興の礎となる北木島の石の壁に祈りをささげられるお姿を数十年ぶりに目のあたりにし、当時の若い私には想像もつかなかったそのご苦労と、私にいただいたご縁のありがたさが深く心にしみ、これから先も今にも増して真摯に誠実に家業に努めようと思いを新たにいたしました。
幸いにも、8代目となる息子が今般異業種での社会勉強を終え、弊社に戻ってまいりました。今後は息子や従業員一同に先人の積年の経験や心がけを伝えることに重きを置き、時は移っても芯となる弊社の理念はかわらず守り継いでいってほしいと念じております。
大石石材工業(株)
代表取締役社長 大石文彦
未だ株式会社化される以前、五代目大石繁一、六代目恒義の時代に、日本仏教文化協会(当時)のご依頼を受け、弊社はインド・ブッダガヤの地に日本式の宝篋印塔を建立いたしました。
総丈20尺越、畳8帖分の台石を基に、最上部には畳2帖分、4tの一ツ石製蓋石をいただいた とてつもなく大きな塔は、岡山県北木島産の花崗岩を自社工場で製作し、部位ごとに梱包して海路インドまで運ばれました。
重機もなにひとつ無いインドの地で六代目指導のもと弊社職人と常時130名を超えるインドの人々が人力のみで建立した宝篋印塔は、昭和38年にご依頼を受けてから3年の歳月をかけて昭和41年に完成、昭和41年2月7日南都七大寺、知恩院をはじめ大日本佛教連合会僧侶信徒50名の方々による開眼落慶法要が厳修されました。
弊社近年の礎ともいえるこの宝篋印塔は、現在も公益財団法人国際仏教興隆協会インド山日本寺にて往時と変わらぬ姿のままに、祈りの地に安寧をもたらしています。
●奈良県大和郡山市南鍛冶町26
●JR郡山駅から徒歩3分、近鉄郡山駅から徒歩10分