●公営墓地
市町村が経営する墓地で、自治体内に居住する住民に対して優先して供する墓地。宗教宗派を問わないことが一般的で、墓地金額・管理費ともに安価で求めやすい墓地です。
●宗教法人による墓地
仏教寺院による経営が多く、檀家や信者を中心に墓地を分譲するのが一般的ですが、中には様々な規模で事業型の霊園を開発し、宗教宗派に関わらず、広く受け入れているところもあります。
●地縁団体の共同墓地
各地域における共同墓地でいくつかの集落の住民に限られている場合が多いです。その地域の出身者か血縁関係にあるものが継承していく墓地です。
墓地を永代に使用する権利を取得するだけで、登記したり売買ができたりするものではなく、その家が子孫にわたり代々継承し、管理費を滞りなくおさめることによりその権利を確保できます。管理者に墓地を返還する場合、一切その金額は返還されません。(稀に一部の金額返還がありますが奈良近郊ではほとんどございません。)
1聖地はお墓地の通称で、90cm×90cmの面積、ほぼ畳1枚の半分に等しい大きさです。
現在の墓地の大きさの平均は2聖地(1.62平米)〜4聖地(3.3平米)未満が多いです。
管理費は墓地全体の共益費に当たり、水道光熱費、通路・周辺環境の整備、草刈り、ゴミ処分、ほか墓地全般に関わる諸経費がその使途となります。
ただし、各家の掃除は各家の責任できれいにしなければなりません。